本作では NYがスタイリッシュで壮大なアクション映画のドラマチックな背景を提供している。「この映画はニューヨークを舞台にすべきだと思っていた」とイヴァニクは言う。「マンハッタンはごく自然に超現実感を醸し出す。ビルや建造物、全てのスケールと多様性が、この映画の舞台に最適なんだ」。
「ニューヨークはこの裏社会の経験にとって重要な要素だ」とキアヌが言葉を添える。「この街にはゴシック的で、ミステリアスな美しさがある。僕たちは、ユニークなフレーミングや、レンズやカラーを満たす、超ニューヨーク的なロケーションを探した」。
スタエルスキ監督は言う。「映画を作ることは簡単だがいい映画を作るのは難しい。我々は限界までスケジュールを伸ばした。我々は信じるもののために戦い、物語とキャラクター主体のアクション映画を作ることを選んだ。それがこの映画を監督することを選んだ理由だ。車や、爆発や、銃撃や、戦いだけではない、何かをやってみるチャンスだった。確かに、ジョンは戦い、銃を撃ち、猛スピードで車を運転するが、我々が目指したのは、常に、映画として一味違うことをやってみることだった」。