キアヌ･リーブスにこの話が来た時に、プロジェクトは動き始めた。「サンダー･ロード社のベイジル･イヴァニクとピーター･ローソンが脚本をもってきた。僕は素晴らしいチームの一員になれると思った」とキアヌは言う。「僕たち全員がこの作品の可能性を直感した。僕はこの役を気に入っている。でも命を吹き込むには物語全体、アンサンブル全体の調和が不可欠なんだ」。

キアヌは物語に磨きをかけるため、脚本家と綿密に作業し、群を抜いて際立つ革新的なアクションシークエンスを注入するために、ハリウッド最高の精鋭スタントグループの"87イレヴン"を共同設立したチャド･スタエルスキとデヴィッド･リーチという映画製作チームに連絡を取った。

格闘の振付家であり第二班の監督としての彼らの強みの一つが、アクションを通して物語を語る技術である。

キアヌは言う「チャドとデヴィッドはこのジャンルのエキスパート。常に語り口の観点からアクションを考える。振付をストーリーボードにし、事前に思い浮かべる方法を知っている。それにカメラや撮影での問題点に関しても経験豊富だ。この映画を彼らにすぐ任せるべきなのは明らかだったんだ」。